第20回・食の健康学
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★コーヒー香りにリラックス効果 朝起きて一杯。仕事の打ち合わせで一杯。眠気ざましに、もう一杯。コーヒーは私たちの生活にすっかり定着した。厚生労働省の研究班は90年代から、男女約9万人を10年近く追跡調査し、コーヒーの摂取と肝がんの発生率との関係を調べた。その結果、コーヒーをほとんど飲まない人に比べ、ほぼ毎日飲む人は肝がんの発生率は約半分だった。また、一日に飲む量が多い人ほど発生率は低かったなぜそうなるのか、理由ははっきりしない。研究を担当した国立がんセンターの津金昌一朗・予防研究部長が言うように「肝臓に障害があるとコーヒーを飲む量が減り、結果的に、よく飲む人ががんにかかりにくく見えるだけ」の可能性もある。ただ、コーヒーに含まれるクロロゲン酸などの抗酸化物質が影響しているとの意見があり、ほかの研究でも同様の結果が出ていることから、「偶然でないことは確かです」と話す。このほか、コーヒーをよく飲む人の方が、アルコール性肝障害の指数である「γ−(ガンマ−)GTPの値が低くなった」という九州大の研究もある。 コーヒー好きな人は、その香りを愛するという人も多い。杏林大精神神経科の古賀良彦教授は、20代女性9人を対象に、ブルーマウンテン、グアテマラ、ブラジルサントス、マンデリンなど6種類のにおいをかいでもらい、脳のα(アルハ−)波を調べた。すべての豆にリラックス効果が認められたが、中でもブルーマウンテンとグアテマラが高かったという。古賀さんは「ストレスに悩むサラリーマンやOLにとっては、朗報ですね」と話している。(岡崎明子) |