1.漂流者たちとコーヒー:05/10月
鎖国していた日本へのコーヒー伝来は長崎の出島を通じてが最初ですが、同じ頃
海で遭難した人達もコーヒーを飲んでいました。寛政5年(1793年)宮城県の漁
師が難破してシベリアに漂着、モスクワに送られて13年間生活しました。その時
の記録に「市場でコーヒィなるそら豆の様なものを売っている。黒く煎って粉に
して熱湯を注いで出す。牛乳や鶏卵や砂糖を入れてかき混ぜて飲む。」とありま
す。また天保2年(1831年)徳島から出た船が遭難してアメリカにたどり着き、
助けてくれた人から出された砂糖の入ったコウピイを飲みバナナを食べたと記録 に残っています。
2.次回のコーヒー 一口話し:05/11月
2.悪魔のように黒く地獄のように熱く
天使のように清らかで恋のように甘い
タレーラン(1754―1838)フランスの外交官
コーヒー この不思議な飲み物、最初に味を知ったのはヤギでした。6世紀頃の
エチオピア、草原に放したヤギが赤い実を食べて興奮し飛び跳ねるのを牧夫が見
たのがそもそもの発端でした。かんでみると甘酸っぱくそう快な気分になり力が
湧いてきたそうです。この話を 回教の僧侶が聞きつけ寺院に持ち帰り食べてみ
たことが世界へと広まるきっかけになりました。当時は夜の修行には欠かせない
眠気防止薬として秘薬扱いだったそうです。1400年頃には回教の本山メッカに伝
わり、そこを訪問する巡礼達によってエジプト、イラン、トルコと伝わっていき
ました。かなり一般的な飲み物だったようで、当時のトルコの法律に「妻はコー
ヒーを買う金も無い夫を離婚しても良い」との定めがあったそうです。ヨーロッ
パへは1600年代の始めに伝わり大ブームを巻き起こしました。1600年代後半のド
イツでは多額の外貨がコーヒーの代金として海外へ流失した為に、当時のフレデ
リック大王はコーヒーを貴族のみに許可し庶民には禁止してしまいました。
3.次回のコーヒー 一口話し:06/1月
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